日本学校視聴覚教育連盟(略称:学視連)は、昭和24年に設立された、学校教育における教育の情報化を目差して活動する団体です。
令和元年度 視聴覚教育総合全国大会 放送教育全国大会 合同大会の大会テーマは、『ネットワーク社会におけるメディアとヒューマンコミュニケーション』です。
ここ何年か、私たち教育の現場でも想定外の災害や社会の変化に対応を迫られることが多かったように思います。現在も、児童・生徒を取り巻く社会は想像を超える事件や事故を引き起こしているように思います。
想定外を想定し、これまで想像し得なかった事態を想像の範疇に入れることは、とても難しいことです。ある意味で、人間を超えているITにおいても、想定外を想定することや想像できないことを想像することは困難であることでしょう。
私たちが教育の現場で、大会テーマのようにメディアとヒューマンコミュニケーションの在り方を追究するのは、ITの進展もヒューマンコミュニケーション無しに語れないからであります。
学視連が、研究テーマとしている『ヒューマンコミュニケーションを進展させるネットワーク社会の光と影にかかわる課題に着目し、特に各学校における「教育の情報化」の推進のための課題解決を目指す』ことの意味も、ここに在ります。
全国の多くの志を同じくするみなさんと共に研究を通じて、未来を豊かに想像し、教育の場で創造力を発揮できることを目指していきます。